2018年9月14日相場は急展開(それにしても、最近は急展開ばかりですね)

鈴木一之です。それにしても株式相場は目まぐるしい動きを繰り広げています。近々大きな変化が起きる、まさに風雲急を告げる、というような様相です。

先週までの薄商いとは変わって、今週の株式市場はがぜん、目まぐるしい展開に変わりました。米中貿易戦争の行方が、やはりすべてのカギを握っていると言ってよいのでしょうか。

株式投資はギャンブルではありません。それは、昨日と今日との値動きの間に連続性があるからです。

仮にそのような株価の連続性がないとしたら、それは紛れもなくギャンブルです。サイコロを振って、1回目に偶数が出た場合、2回目に偶数が出るか、奇数が出るか、それは運しだいです。

両者の間には連続性はないわけで、そのことに賭けるとしたら、それはまさにギャンブルです。2つの事象の間に連続性があるか、ないかでギャンブルかそうでないかが分かれます。

株式投資には日々の株価の動きには連続性がちゃんと存在していて、それゆえにトレンドというものが形作られるのです。移動平均線の行方を見ればトレンドが判別できるわけです。

そのような株式市場の習性を前提としたうえで、今の株価の動きには連続性がほとんどありません。ごく短期的には、株式投資はギャンブルになっていることになります。

そのような状況に陥っている理由はただひとつ、株価の動きを決定づけているかなりの要素が、トランプ大統領のツイッター上のつぶやき、それだけにかかっていると考えられるためです。

明日になれば何を言い出すかわからない人物が、世界最高の権力者となってしまったことが、これほどまでの値動きの荒さ、株価のギャンブル性をもたらしていると考えられます。

広い世界の中には、それはそれでおもしろい、という人もいるでしょう。しかしそうは思わない人もいます。そのような人は静かに値下がりしたところを買うだけです。

TDK(6762)が水曜日に▲510円値下がりし、木曜日に▲450円も値下がりした後に、金曜日に+620円も上昇するというのは、かなりギャンブルに近い状況と言えます。ちょうど10年前、リーマン・ショックの直後もまさにこんな感じでした。

それでも全体の地合いの悪化とは関係なく、しっかりと値を保っている業種や銘柄、あるいはこの環境下で上値を追いかけている銘柄、保ち合いレンジを抜けてきた銘柄も、中には散見されます。

とりわけ総合商社や専門商社の一角には、丸紅(8002)や三菱商事(8058)、第一実業(8059)、山善(8051)などそのような銘柄が目につきます。

ソフトウエアのところはいずれも堅調を持続しています。TDCソフト(4687)、CTC(4739)、ネットワンシステムズ(7518)。

精密でもニプロ(8086)、HOYA(7741)あるいは富士フイルムHD(4901)、コニカミノルタ(4902)、ダイキン工業(6367)、竹内製作所(6432)など、今後はしばらくの間、アメリカでのビジネスが厳しくなると踏んでいるようで、欧州に強い企業に資金が集まっています。

欧州比率の高い企業を狙うのが当面は無難のようです。私の好きな機械、非鉄、化学セクターにも買い物が入り始めました。そのうちにほとぼりが冷めてきたら、この辺も集中的に下値の買い物が戻ってきそうな気配です。

まだむずかしい状況が続きそうですが、気長に行きましょう。「焦るな、相場は明日もある」というウォール街の相場格言を肝に銘じておきたいものです。

以上

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